にきびの食事療法とは
にきびはアメリカの若者はほぼ全員経験しますが、
すべての文化に見られる訳ではありません。
にきびとは無縁の文化もあるのです。
パプアニューギニアのキタヴァン島の人たち、
パラグアイの狩猟採集民アチェ族、
ブラジルのパラスバレーの先住民族、
アフリカのバンツー族とズールー族、
日本の沖縄の人たち、
カナダのイヌイットなど、
にきびの悩みや恥ずかしさとは不思議と
縁がない人々は世界中にいます。
にきびと無縁の文化では、
小麦、砂糖、乳製品をほとんど摂取していないのです。
にきびと無縁の文化は、
特別な遺伝的抵抗性を持っていた訳ではありません。
にきびにならない食事をしていただけだったのです。
にきびの原因となる食材は、
高GI食品、精製炭水化物、牛乳です。
インスリン値が急激に上昇して体内で炎症が起こり、
皮脂腺を刺激する訳です。
にきびを改善する上で最も重要なのは食事です。
化粧品や医薬品に頼らなくても食事を
変えるだけでにきびは劇的に改善します。
偏った食生活は、にきびの原因になります。
にきびの予防と改善に重要な役割を
果たしているのはヴィタミンです。
早急な改善策としては、ヴィタミンAとβ-カロテンを
摂取して肌再生力を高める事です。
薩摩芋、人参、南瓜、菠薐草、小松菜などがお勧めです。
リコピンが豊富に含まれているトマトもお勧めです。
緑茶をたっぷり飲むと、肌の炎症を抑えて鎮静化してくれます。
青魚やサーモンに含まれているオメガ3脂肪酸も炎症を抑えてくれます。
ヴィタミンAが不足すると、
古い細胞が溜まってしまう角化異常が起こりやすくなり、
皮脂が詰まりやすくなってしまいます。
ヴィタミンB群が不足すると、
皮脂分泌のコントロール機能が低下したり、
皮膚の抵抗力も弱まって
アクネ桿菌が増殖しやすくなります。
ヴィタミンCが不足すると、
細胞の再生機能が低下したり、
メラニンの増加が進行して
染みができやすくなります。
糖分や脂肪分は、皮脂の材料になります。
糖分の多い食べ物は、
消化されると油分に変化し、
皮脂の元になります。
糖分や脂肪分の過剰摂取によって、
皮脂の分泌量が増大するのです。
糖分や脂肪分は、皮脂の性質を変化させて、
皮脂を皮膚の外に排出しにくくしてしまいます。
にきびに良い食べ物
- 免疫力を高めるヴィタミンAを多く含んだもの
- 脂質の代謝を促すヴィタミンB群を多く含んだもの
- 活性酸素を除去するヴィタミンCを多く含んだもの
- 皮膚の再生を促す亜鉛を多く含んだもの
にきびに悪い食べ物
- 胡桃
- 南京豆
- 香辛料
- 揚げ物
- お菓子
- ココア
- コーヒー
- チョコレート